Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

実家に帰らない初めての夏

c0007384_1542526.jpg今年は夏に実家に帰らないことにした。
私の実家は標高1,000mぐらいあるので、とにかく夏は涼しい。
暑い夏が苦手な私にとっては、まさに『避暑』のための帰省であり、秋まで乗り切るための大事な小休止なのだが、今年は子ども達のスケジュールがバラバラなのと、私自身が忙しいのとで帰るのをあきらめた(ちなみに、そういうわけで夫の実家には、夏に行ったことがない)。

「ばーちゃんちに行かない夏は初めてだね」
と、子供に話す。
「そうなの?」
「うん、君たちが生まれてからは、必ず夏は帰っていたから。」

歳が同じくらいのいとこ達は、全員集まると総勢10名。
大人も入れると15名前後になることもある実家の夏はとても賑やかだった。
とくに食事のときは、そりゃあもう大騒ぎ。
みんな揃っては食卓につけないので、
「は〜い、子供から先に食べてね」
と、腹を空かせた子ども達から食べさせるが、直径40cmはあろうかという大鍋で作ったカレーがあっという間に空になり、一升炊きの炊飯器もフル回転。
朝から晩まで、子ども達に食べさせることだけで一日が終わる。
ちゃんと人数分用意した山のようなお菓子も出した途端に皿だけになり、のんびり屋の私の娘ちゃんが、
「私の分がない・・・」
と、泣き出すことも。

派手なイベントも、テーマパークもなにもないけれど、小さいころの子ども達はばーちゃんちに行くのをいつも楽しみにしていた。
一年に数回しか会わないのに、いとこ達はすぐに意気投合し、連れだって外に飛び出していく。
「子どもは外で遊びなさい!!」なんて怒鳴ったりしなくても、外に楽しいことがあって、一緒に楽しむ仲間がいれば、子どもは家の中になんかいないのだ。

そんな夏も、いとこ達が大きくなるに従って変わっていった。
子ども達は、だいたい中2を境に、ガキ達の集団から外れて大人になっていく。
大人として年少の者たちと遊んでやることはあっても、もう一緒に団子のようになっては遊ばない。
そうやって一人、また一人と子ども達は大人になり、私達親も、ばーちゃんも年をとった。

畑でとれたスイカを食べたり、庭でバーベキューしたり、トウモロコシ畑の隣で1年分の花火をしたり、尽きることのない夏野菜を取ったり、夕立の後の虹を見上げたり、キュウリで馬を作ってお盆のお迎えに行ったり、思い返せばキラキラした思い出ばかり。
私は当たり前のように毎年こんな楽しい夏を享受させてもらったが、たくさんの人を迎え入れる側の実家の義姉は大変だったと思う。
子ども達にこんな楽しい体験をさせてくれて、本当にありがとう。

家族でファームステイをしたいというお義姉さんの夢が、いつか叶いますように。
そして、私の子どもみたいに都会で育った子ども達が、空や、風や、花や、木々や、星や、牛などのいろんな体験のできる場になることを切に祈っています。
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by linket | 2006-08-11 13:26 | ●楽しい我が家

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by hami