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Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

大正浪漫風で竹久夢二的男のロマンを満喫する

大正浪漫風で竹久夢二的男のロマンを満喫する_c0007384_8294758.jpg相手の気持ちとかまったく考えずになにをしてもいいとしたら、一度でいい、大正時代の金持ちの『旦那はん』になってみたい。
そして家長制度で男のいいなりになるよう仕込まれた柳腰の15、6歳の女子を妻にめとり、自分好みの着物を着させ、立ち居振る舞いのいちいちにも自分の理想を押し付け、家から一歩も出さずに寵愛するのだ。

客が来たときのみ、奥の座敷から出ることを許し、白魚のようなその手で茶を点てさせ、なまめかしいうなじをみせびらかしつつ、ボロの出ないうちにまた奥の間に引っ込めさせる。
「ハハハ、失敬。うちの細君はとてもナイーヴでね、君らのような蛮人と長くいると頭が痛くなるのだよ。」
とか、友人にのたまって、優越感を味わうのだ。

私が史実から推察したところでは、竹久夢二がやっていたことは限りなくこれに近いことなわけで(旦那はんというよりは『パパ』だけど)、今の時代で実行したら捕まるんじゃないかというような男のロマンを実行していたなんてうらやましい!(いや、それが幸せだったかどうかは別として)

はい、もちろんやってみたいけど、実行はしません。
相手にも気持ちがあって、誰だって誰かのいいなりになどなりたくないと知っているのでね。
しかーし、もちろん相手がその気だったら、話は別。
普段は洋服の好みが全然違って、娘に私好みの服を着てもらうことなどできないのだが、着物となると俄然求めるものが一致するので、気分はすっかり『プチ・大正の旦那はん』。

『ひさし髪』風にするのが一番大変だったぁ。
前髪カット禁止令を出して半年。
ディップでベタベタにした前髪に、芯になる擬似髪を入れて巻き巻きし、ピンで留めます。
着物が無難な色無地なので、通常の着付けより半襟を多くだし、帯揚げも柄入りにして、華やかな感じにしてみました。
そうです!
帯揚げはSAYURIちっくなキュプラうそつき半襦袢と共布です。
上の写真では使っていませんが、丸ぐけの帯締めも制作済み(下:写真参照)。
今回は、半襟と同柄の丸ぐけを使用しています。
大正浪漫風で竹久夢二的男のロマンを満喫する_c0007384_8343750.jpg大正浪漫風で竹久夢二的男のロマンを満喫する_c0007384_8345565.jpg『着物マナー110番』を自負するおば様とかいらっしゃったら、
「入学式というフォーマルな席で、柄半襟ですって!! それになんですか? そのレースの伊達襟みたいなものは!?」
と、チェックを入れられるところですね。
「す、すいません。一応、足袋は白足袋にしてみました。」
って、表向き恐縮しつつも、かわいけりゃいいんです!!
なんたって、マナーとか無視の旦那はんなんですから。
by linket | 2006-04-11 08:37 | ●平成お着物デカダンス

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by hami