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Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

私に逢ひ度くば空を見よ

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生まれて初めて、日本一有名な桜の名所『千鳥ヶ淵の桜』を見ました。
いまさらだけど、こんなに桜がたくさん咲いているところを見たのは初めてで、苦手な人ごみを我慢しなくちゃいけないことを差っぴいても、死ぬ前に一度は見られてよかった!

いや、もちろん、まだまだ死にそうにはないのだけれどね。
一年のうちの短い桜の季節に、雨が降らず、気温がそこそこで、風もあまりなく、さらには体調のよい自分で桜花を愛でることができるのは、実はそうそうできることじゃないのだ。
忙しくしていると、あっという間に桜の時期は過ぎてしまうし、あちこちの名所をめぐりたくても、体は一つしかないんだもの。
ましてやそれが誰かと一緒に見ようということになると、双方またはみんなのタイミングが合うことは本当に難しい。
こんなすばらしい桜を、結局一人でみてしまったことが少し残念で、現場から友人に電話。
「今ねぇ、千鳥ヶ淵にいるんだよ!」
「ブログの写真、楽しみにしてるね。」
私のように、ここにいない誰かに見せたいのだろう、たくさんの人たちがカメラを花に向けて、その見事な一瞬の美しさを切り取っている。

メールなんか送れそうもない(失礼!)おじさんも、携帯を掲げている。
帰ったら奥さんや家族にみせたりするのかな?
奥さんは「まあ、きれいね」と、喜んでくれるだろうか?
(「のんきなもんね、私なんか一日立ちっぱなしのパートでクタクタよ。桜なんか見ている暇なんかありゃしない!」とか言いませんように)
おじさんは「今度一緒に行こうな」と、ちゃんと照れずに言えるだろうか?
(定年になったら妻を旅行に連れていってやろうなんていいわけで、奥さんと関わることを先のばしにしませんように)

『私に逢ひ度くば空を見よ』というのは、昭和19年に戦死した海軍少佐 篠崎眞一氏の妻への遺書の一節。
千鳥ヶ淵から足をのばした靖国神社の入り口に、『今月の遺書(3月)』として、紹介されていた。
もう逢えない人には逢いたくて仕方がないが、毎日逢える人とは喧嘩ばかりしてしまうのはなぜなんだろう?
せっかく縁あって夫婦となって、平和な時代を生きているのだから、仲良くするために努力しよう。
かっこいい遺書を残して死んでしまうより、一緒にいられるうちに桜を見よう。
今年の春が行ってしまわないうちに。


1:靖国神社の裏庭にある日本庭園  2:桜には静かな水面が似合います  3:個人的には桜は『幹』が好き
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Commented by renx2 at 2006-03-29 21:34
素敵です。
やっぱり、日本の桜が一番かな〜。
桜&(妙な)和ものと言う組み合わせが好きなんだと思います。
私も分も是非是非堪能して下さい。
Commented by メイプル at 2006-03-30 08:56 x
TVで昨日『千鳥が淵』の満開の映像が映ってました。綺麗でした。
生で見れ、心癒されたいなぁと見つめました。
Commented by linket at 2006-03-30 12:06
◆花冷えと言えば、ちょっと粋ですが、ほんとに昨日も今日も寒いです。
写真には写っていませんが、おとといはものすごい人でした。
千鳥ヶ淵は癒されにいくところではなくて、命がけで行くところですね。
by linket | 2006-03-28 16:37 | ●メメントモリ(死に支度) | Trackback | Comments(3)

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