Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

どんな弔われかたをしようと成仏します

お墓って売れるのかな?と知人に聞かれた。
新規事業で墓の販売を手がけたいらしい。
「はぁ、どうなんですかね? とりあえず、今の年寄り達は墓に入りたいと思ってるでしょうから、子ども達もそれを叶えてあげるでしょうね。だから、今ならまだ売れるんじゃないですか? ただ、ゆくゆくは墓に入らなくちゃという人は減っていくと思いますよ。」
「どうして?」
「個人的にはですけど、墓守を子供に押しつけたくないですし、私は宗教的なもののもっていませんから、墓はいらないと思っているんです。だいたい高いし、もったいないですよ。主人も同じような考え方です。この間出た法事でも、60代くらいの方が『自分は墓は作らない』っておっしゃってましたよ。」
「俺は長男だから、入る墓はあるからなぁ。でも、墓を残さないと子供に迷惑じゃない?」
「墓が絶対的に必要なものだという前提があるから、残さないと迷惑になるのであって、墓がなくてもいいんだと思えれば、必要ないですよ。法的に決められているわけじゃないし。」
「骨は墓に入れなくちゃいけないんじゃないの?」
「そんなことないですよ。個人的に自宅で保管しておくことなら問題ないんですよ。骨の形のままどこかに遺棄したら罰せられますけど、粉々にしてしかるべき場所で良識ある撒き方をするなら、散骨(骨と書いてあるが粉にしないとダメ)も現行法では罰せられません(※但し条例はそれぞれなので、もし実行する場合は確認を!)。」

そうなのだ、墓なんて実は必要ないのだ。
海や森に散骨する手伝いをしてくれる業者もあるし、粉にした骨をインテリアやアクセサリーやタイルにしてくれる業者もある。
一年ほど前、友人の父上が亡くなったのを機に、急に葬式や墓に興味が湧いて、自由葬のシンポジウムに参加したことがある(参加者の中ではかなり若い方だったので、会場では浮いていたが)。
パネリストの玄有宗久(げんゆうそうきゅう)さんが、最近は他人の墓に勝手に遺骨を入れる託卵ならぬ『託骨』まであるという話をしていた。
死んでまで、人様の迷惑になるのはやめましょう!
と言っても、迷惑を引き起こしたのは死んだ本人の遺族だったりするわけだが、自分の骨の後始末について、遺族に迷惑をかけるようなことのないようにしたいとその話を聞いて思った次第。
財産も家も名誉も残せそうにないしね、えらそーに墓だけ残す気になれないので、どうか私が死んだら骨は粉々に砕いて、生ゴミに混ぜ、こっそり可燃物の日に出してくださいな。
そんなことで呪ったりはしないので、ご安心を!
私はどんな弔われかたをしようとちゃんと成仏しますのでね。
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by linket | 2006-03-23 09:51 | ●メメントモリ(死に支度) | Trackback(1) | Comments(0)

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by hami