Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

訳もなく、ただ泣きたいだけなのだ!

c0007384_1261630.jpg夕食後、くつろいでいた娘がミャーミャーと猫もどきの声で鳴き出した。
多分無意識なのだが、娘がこんな声を出すときは疲れているときだ。
よしよし、と頭をなでてやる。
「ミャーーー」と目を細くして鳴く娘。
ひどく疲れているときは、この時点でポロポロと涙がこぼれる。
今日はそれほどではないのだろう。
気を取り直したのか、「お風呂入る」と立ち上がっていった。

文化祭を一週間後に控え、今日も朝早くから一日学校に詰めていたのだ。
夏休みとはいえ、受験の準備やオープンキャンパス、ボランティアや合宿など、ほとんど休みのない一ヶ月だった。
私としては、『たかが文化祭でそんなに根を詰めなくても…』と言ってしまいたいところだが、これも青春。
まあ体調を崩さない程度に頑張っておくれ。

泣くことがストレス発散になるというのは女子の間でよく言われることだが、科学的にも実証されていることらしい。
だから私は子どもが泣いても「泣いちゃだめ!」と言ったことがない。
ただ、人前で泣くとろくなことにならないから(誤解されたり、困られたり、叱咤激励されたり、妙に気を遣われたり)、できるだけ泣かない方がいいよ、とアドバイスはしておいたが。

そうなのだ!
私は泣きたいだけなのだ!
訳もなく、ただ泣きたいだけなのだ!

ひとしきり泣いたら気が済んで、「さあ、明日もがんばろっ!」って気になるのだ。
だから黙って泣かせておくれ!
とはいえ、この人口密集の都会で、どこで安心して泣いたらいいのだろうか?

バリバリ働いてストレスの固まりだったころ、私はよくタクシーで泣いた。
一人で移動の際に乗り込んだタクシーで、行き場を告げたその直後にこう言うのだ。
「運転者さん、ごめんなさい、泣いてもいいですか?」
許可が下りようが下りまいが、もう泣いている。
まったく迷惑極まりない客である。

  ♪タクシードライバー 苦労人と見えて〜
   私の泣き顔見て見ぬふり〜♪

というのは中島みゆきの歌の歌詞だが、確かにタクシードライバーは、情にもろい人が多いようで、黙って泣かせてくれる。
たまに、「どうしたの?」なんて同情されることもあるが、
「彼に女がいたんです!」
とかなんとか、作り話をしてまた泣く。
で、しばらく泣くと気が済むので、
「すいません、化粧なおさせてください。
お話聞いていただいて、少し気が楽になりました。
ありがとうございました。
泣いちゃって、ごめんなさい。」
と言って、化粧を直し、料金を払って次の仕事に向かった。
迷惑をかけたタクシードライバーの皆さん、本当にごめんなさい&ありがとう。
幾多の心あるタクシードライバーさんのおかげで、私、今元気にこうして生きております。
一人でトイレで泣いたりするとグルグルとマイナス思考に陥ってしまうから、「生きてればいいこともあるよ」なんていう言葉が(それが行きずりのあなたがくれた言葉だからこそなおさら)、どんなに励みになったかしれません。

まあそんなわけで、女子が泣いても動揺することはありません。
黙って泣かしておけばいいのです。
間違っても、
「女は泣きゃあ済むと思って、きったねえよな!」
とか言わないように! 無駄な争いを生むだけですからね。
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by linket | 2005-08-28 12:06 | ●無駄人間になってやる

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by hami