大人のやり方ってズルイ
私は四人兄弟の末っ子。
今年40歳になるというのに、いつまでたっても実家ではガキでワガママで世間知らずの末っ子扱い。
一連の若貴騒動を見ていると、「そうか、これが大人のやり方なのか」と理解はしたものの、私はやっぱり貴の味方についてしまう。
詳しいことは知らないから、どっちが正しいかという意見は書かない。
でも、私は間違っても批判されても、自分でしゃべり出した貴を応援していた。
財産とれるようにとか、部屋がつづいていくようにということではなく、彼が彼の人生を自分で積み上げていけるようにと。
みなさんが書いているように、貴はガキなんだと思う。
だけどガキが大人になろうとするときは、悪あがきするもんでしょ?
かっこわるくて、つじつまあってなくて、自分でもそんな自分が嫌いで、もだえて、苦しんで、、、
本来なら十代で通り抜けるべきそんな大人への階段を、彼から奪って、エレベーターに乗せてしまったのは誰なんだろう?
彼がもう一度自分で階段をのぼりたいとゴネていることを、私はいまさらガキくさいこと言ってんじゃねえよ、とはとても言えないのだ。
父が死んだとき、私は高校二年だった。
家は農家で、すでに兄が継いでおり、財産としての畑や持ち家は兄が相続するということで他の兄弟は遺産相続を放棄した。
もっとも高校生の私には、それについての打診はなかった。
すべてが決まってからその話を聞き、私は母にかみついた。
「なんで一言先に言ってくれなかったの!?」
母は適当に謝ってガキの私の言い分を受け流した。
悔しくて陰で泣いた。
財産が欲しかったからではなく、父の子どもという立場では一緒なのに、高校生というだけで蚊帳の外に出されていたことが許せなかったのだ。
ガキは自分がガキだからなるのではない。
まわりがガキ扱いするからガキのまま大人になれないのだ。
ガキ扱いしておいて、「ガキは困るんだよね」というのが大人のやり方なら、やっぱりそれはズルイよ、とガキのたわごとを言ってみる。
身近にガキを置いておかないと自分が大人に見えないから、一番若いモンをいつまでもガキ扱いして大人になるのを阻止しようとたくらんでいるのではないかと、うがった考えまで浮かぶくらい、私はガキである。
健全な人間関係は50:50(フィフティー:フィフティー)だと私は思っているのだが、先に生まれた優位さを、人はほとんど年下に譲ろうとはしない。
そんな現実にぶつかると、うっかり一人で生きていきたくなる。
人と関わるのは難しいことが多くて、考えすぎると足がすくんでしまうこともあるけど、それでも人と関わる人生を、私はあきらめたくないと、最近になってようやく思えるようになった。
そんな私の前に、必死の形相で変わろうとする貴が現れた。
私はその姿に共感し、勇気をもらったように感じている。
いつか私が母親や兄弟から、大人になったと認められる日がくるんだろうか?
まあ、認められなくてもいいけど、私は私の階段を自分のペースで上がっていこう。
誰のせいにもせずに。

大相撲の貴乃花親方(32)は5日午前、名古屋市西区で会見し、兄の花田勝さん(34)=元横綱三代目若乃花=が4日に父の故二子山親方(本名・花田満)の遺産相続を放棄すると発表したことについて「当事者である自分よりも先にマスコミに連絡するのは順番が逆ではないか」と不快感をあら... more


自分の偏った部分に悩んだり苦しんだりするのって私もあります。
それを自覚して乗り越えようという思いは嘲笑されるような物ではないと思います。上の人のように礼儀も言葉もしらない幼稚なレスもあるとおもいますが、ありのままの正直な文章をこれからも書き続けて下さい。。
失礼しました。

ただ、あまりにも周りを傷つけていないだろうか?
ガキが変わる為に傷ついた兄・親族・その子供達の事を、自分の妻・子供と置き換えて考えてみると、遺産問題などとは比べようのない怒りがわいてくると思います。
彼はいつでも自分だけ、自分しか見えず周りの声も耳に入っていないと思います。
兄はよく我慢したと思います。いや、我慢なんてしてないのかもしれません。だって、自分の親が死んだら悲しくて弟の批判すら悲しみの比にはならないと思うから・・・
人は、その人の行動を見てその人を認めるんですよ。
大人はきたない部分はありますが、大人の立場で子供の言動は問題外ですね。



貴乃花も親そして親方として威厳が保てないほどに未熟なら子供作るな、部屋を持つな、と言いたい。
「ガキ」「若い」「アオい」という類の言葉を人が使うとき、実は何かに恐れを抱き、年齢という絶対的なものさしに頼らざるを得ない胡散臭さを感じます。もちろん若いころにはそれなりに未熟なことが多いのは事実です。しかし、それを敢えて糾弾の糸口にするところはあまり好ましいとは思いません。若いころそれらの言葉で散々悔しい思いをしてきた自分としては、大人になったいまでも、その言葉は使うまいと言い聞かせています。しかし、なかなか難しいですけれどね。これからもちょくちょくよらせてもらいます。頑張ってください。

私も4人兄妹の末っ子で、もう38になりますが、未だに兄たちの目にはランドセルを背負った子供に見えるようです。
そのことで、反感を持ち、割と最近まで素直に接することができずにいましたが、相手にガキと見られてイヤなら、大人の態度で臨んでみたらどんなもんだろうかと思い、努めて相手の話を聞き、腹の中では「フン!」と思いながらも笑顔をつくろい「そ〜う、そうなんだあ。お兄ちゃんたちも大変ね〜」なんて態度に変えてみたらばあら不思議。向こうも以前に比べるとずいぶんと私を尊重してくれるようになりました。
「おまえはガキだ!」という態度をあからさまにとられると勢いこちらもガキの態度を取ってしまい…の悪循環ですが、まず自分から変わる努力をすれば、相手もおのずと変わってくるものなのだなあと、遅まきながら実感した次第です。
若貴もお互いの歩み寄りが何より必要なのではないかと思います。ま、兄弟という近しい存在だからこそ、そういう部分が見えなくなってしまうということもあるとは思うんですけれどもね。
そういう意味では「二人とも早く大人になれよ」と言いたいです。

まず、記事にとても共感しました。私は現在海外で働いております。クリエイティブな世界でも、未だに「年功序列・男性優位」がときに神聖なルールにさえなる日本社会には、可能性の限界さえ感じるときさえありました。もちろん、そういった陳腐なルールに縛られていない尊敬できる「先輩方」も存在し、心強い限りですが。
本題ですが、兄弟三人さんのコメントの''甘ったれた''の意味を心底理解しかねました。甘ったれてるのは先に生まれたってことだけで後に生まれてきた人を「後輩」扱いする腐った考え方の年寄りの方で、そんなあなたこそ恥じ入るべきなのでは、と思いました。兄弟三人さんのような意見に従って恥じ入ったところで、子供がそんな親を尊敬できると思っているのでしょうか。日本の美徳をはき違えるのでは。
お目汚し失礼いたしました。応援しています。

若貴問題はほどほどに見てるくらいなんで、細かい事はよく
わかりませんし、どーでもいいっちゃいい事なんですが。。。
ゆえに感覚的な印象ですが、やはり貴はガキっぽく見えますね。
後、目が何か取り憑いてるみたいでコワイっすね。痩せ方も病気
みたいで印象が悪いしなあ。小錦みたいに不摂生な体もムカツクけ
どね。一方、兄貴の方はちょっと調子のいー人って印象ですね。
世渡りが弟より圧倒的に上手そうだし。その辺弟の貴が段々ムカツ
ク原因なのかも?とか勝手に思いました。ただ、大人としての責任
感も弟より同時に感じるかな?(アクマでただの推測です。)
あと管理人さん、あんまり意識しすぎなんじゃないですか?
まわりがガキと思ってるとガキのままになってしまう、という理論
もわかるけど、そういうの意識してるとホントにガキのままです。
己は己ですよ。責任をおうのも自分です。
ちなみに私は目上を敬えと習ったので、基本的にはイチイチ兄の
言動に噛み付かないですよ。理想は自然体なもんで。
普通に敬ったり、下らん事兄が言ったらアホだな〜と言ってやりゃ
あイイんですよ。


エレベーターには、誰でもない彼自身が自分で選択して乗ったのです。
相撲の道を選び、「親子も兄弟もない実力だけの世界」に自ら飛び込んだのです。
その特殊な世界に対する話し合い、説得は何度もあったはずです。
周りの人間の説得も聞き入れずおかしな整体師だかに傾倒したのも彼自身の選択です。
なのに今になって「弟だから」「年下だから」を持ち出すのはおかしいでしょう。
今の彼が彼であることを選んだのは彼自身です。
それゆえ、「ガキっぽい」と言われる彼の言動は、誰のせいでもなく彼自身が負うべき彼自身の責任です。
他の誰のせいでもありません。
たくさんのコメント、本当にありがとうございました。
自分が書いたことに対して、こんなにいろいろな人が考えて意見を述べてくださったことは初めての体験だったので、とても驚きました。
批判は心を落ち着けてよく読み、かみ砕いて自分の中に受け入れたつもりです。
また、共感のエールに関しては、手放しで嬉しいです。
ありがとうございました。
それぞれのコメに対するお返事も書きたいのですが、長くなりますので、別のコメントにて私の姿勢や考えを書いていきたいと思っております。
その節は、またそれぞれのご意見をいただければ幸いです。