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Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

故郷は八ツ場ダムの町

故郷は八ツ場ダムの町です。
私の実家は、ダム建設で直接影響を受ける場所ではないけれど。

政権交替でにわかに脚光を浴びている我が故郷に、複雑な気持ちでいます。
ゆうべ、町内で結婚した姉に軽い気持ちで「ニュース見たよ~~」と、電話したら、
地元で暮らし、水没予定地域に近いところで暮らしている姉は、相当ヒートアップしていました。

「ニュースに出ていたダム中止に賛成の人とかは、地元の人じゃないんだよ!!」
そうなんだ。
「地元でも、ダム中止に反対してるばっかりの人じゃないって言ってたおじさんも、地元の人じゃない。」
そんなこと、ニュースの画面見ているだけならわからないよね。

そういう生の声を、ブログという手段を持っている私が書こうと思ったんだけど、うまく書けない。
結局のところ、私は当事者じゃないし、他人のことを代弁できるような脳回路を私は持っていない。
私が書いたら、私という人間のフィルターを一度通したことになるし、そこに私の意見が入ってしまう。

ただ、あそこに実際に生活している人たちがいるってことの実感を持ってほしいと思って、この記事をアップ。
新聞やテレビニュースで見るだけだと遠い世界の話になってしまうけど、私の姉は、あの町で暮らしています。
仕事を持って、家族を養い、先祖の墓を守り、あなたと同じように毎日ご飯を食べたり、テレビをみたり、息子の将来を心配したり、おばあちゃんの健康を気遣ったりしながら、生活しています。
そして姉の知り合いの人の中には、国の都合で、ずっと住んでいた家を立ち退かざるをえなかったり、隣近所の人とダムに賛成だ、反対だ、と言っていらぬもめごとを経験し、ようやくダム完成後の生活の青写真が見えてきたところで、「やっぱりやめた」と一方的に放り出された人たちがいるのです。

「私はこれに反対です。」
「私はこれに賛成です。」
って、強く自分の意見を言いきって記事にする方が、わかりやすいとは思うんだけど、私にはそれができない。
自分の意見を持っていないともいえるが、あそこに生活しているわけでもない私が、いいとか悪いとか言えない。
田舎の気のいいおじちゃんやおばちゃんたちの中で、私は育った。
あの人たちが、いいように利用されて、翻弄されて、踏みつけられるのは心が痛い。
どっちが正しいかではなくて、ただ単に、胸が痛い。
心が痛む。
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Commented by 濱田マヤ at 2009-09-25 12:47 x
私の実家も、道路拡張予定で立ち退く話が10年以上も前からあり、
「もうすぐ壊すんだし」と両親は不便をしのいで、古い家に住み続けて
いました。ここにきて、ようやく具体的な話が進み始めたのですが、
年をとった両親は「家を新築したいけど、体力と気力がもつかどうか・・・」
と悩んでいます。「10年前なら、迷わず建てたと思うんだけどね」と。

正直、新築した家に何年住めるのかな・・・と両親の年齢を考えて
しまいます。が、たとえ1年でも住めればまだましです。
持病のある父が、元気で新しい家に引っ越せるかどうか、
普請疲れで、母も参ってしまうのでは、など心配の種は尽きず。

政治、行政の都合で一市民が翻弄されるのはいずこも同じですね。
マクロの目で見れば、正しい判断の場合もあるのでしょうが、
ミクロのレベルでは、そりゃ~理屈どおりでないことはいっぱい、いっぱい・・・・・・
Commented by linket at 2009-09-26 01:31
◆マヤ様、コメありがとうございます。
そうなんですよね。
知らない人は、補償金もらえたんだからいいじゃないとか、そういう話になりがちなんですが、強制的に住んでいる家やそれまでの生活を変えざるを得ないことって、そんな簡単にお金もらえたからよかったって言えちゃうようなことじゃないですもんね。

いずれにしても、私たちの年代も介護とか親の死とか考えるべき年代になってくるんですよねぇ。
by linket | 2009-09-24 09:01 | ●浮き世ネタ | Trackback | Comments(2)

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