Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

浴衣で階段を歩くコツ

c0007384_16412284.jpgさあさあ、皆さま!
夏ですよ、夏。
「夏に浴衣着なくてどうするの?」
ですよ!!

毎年言い続けた甲斐あって、昨日の夜なども浴衣のおねいさんがぎょうさん電車に。
着物好きオバサン、眼福の限り・・・・と思いきや、おねいさん方!! 駅の階段が美しく登れていないじゃありませんか!!

浴衣を着ると、両足クルクル簀巻きにされちゃってる状態ですから、確かに大股で闊歩するなんてことはできません。
目の前で階段を上がっていくおねいさんも、内股のへっぴり腰でひいこらひいこら階段を上がっておりました。

階段は体を斜めにすればいいんですのよ!!

と、アタクシ、おねいさんに耳打ちしたくてウズウズしましたわ。
体(というか足)を左斜めにやや傾けて、階段を上がってごらんなさいまし!!
スッと姿勢のいいまま、階段を上がれるでせう?

お試しくださいませ。
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by linket | 2013-08-04 11:38 | ●平成お着物デカダンス
さあ、皆さま!
夏ですよ、夏!
日本女子よ、夏に浴衣着なくてどうするの!?ですよ!!

とはいえ、昨日の隅田川花火大会に行った帰りと思われる浴衣のおねいさん方、電車の中で見るも無残なヨレヨレの浴衣姿になっておりました。
浴衣は基本的に素肌に着るものだけれど、着物と一緒で多少の補正や下着を選ぶだけで、すごくすっきりきれいに着られるのですよ。
というわけで、今日は私が愛用している夏の着物に合わせる下着をご紹介します。

c0007384_19221659.jpg綿麻素材の裾レース生地で作ったステテコ。
ローウエスト仕様になっているのは、ゴムが帯の下にくるのでトイレの時に楽なように。
綿などの浴衣にはまとわりついて邪魔になりますが、化繊のおしゃれ着物などには必須です。
素肌に化繊がまとわりついたり、ベタついたりしないので、足さばきが軽やかで快適なのです。
まあ、いくらかわいいレースにしても、ステテコはステテコだけどね。
別に今更、殿方に着物の裾をたくしあげられるようなこともなし・・・というあなたは実を取るべし。
ステテコ最高です。



c0007384_19222715.jpgステテコと同じ生地で作った半襦袢。
半襟を着けて浴衣や夏着物などを着るときに重宝します。
浴衣のたもとから、チラッと見えてもかわいいレース使用。
洗濯機で丸洗いOK!
通販のフェリシモで販売している『ボリュームおさえてフラットブラ』とウエストにフェイスタオル。
あとはこの半襦袢で、すっきりとした着物姿になります。


c0007384_19223466.jpg←お袖部分のアップ

↓半襟付き半襦袢、着用参考写真
c0007384_2135816.jpg











これらの着物下着は、洋裁好きな私が着物本や試行錯誤を重ねて自作したものですけど、市販品に似たようなものもあるので、見えないところにもぜひ気を配ってみてくださいませ。
きっと、一段も二段もきれいな浴衣姿になりますから、お試しあれ。
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by linket | 2012-07-29 19:25 | ●平成お着物デカダンス

袴はキリッと!!

卒業式シーズンですわね。
ご無沙汰しております、アタクシ、袴姿のお嬢さん達につられて降臨いたしましたわ。

今日は寒いですわね。
暑さ寒さも彼岸までといいますのに、雪でも降りそうな寒さじゃございませんこと?
貸衣装のお着物じゃ、防寒対策もままならず、袂から差しこむ冷気に、ガタガタ震えているのじゃないかしらん?
見ているこちらまで、震えてきそうな寒さですわね。

それでも晴れの日に、袴姿で節目を迎えるお嬢さん達のきれいなこと!
若いっていいですわね!
いまさら若いときに戻りたいとは欠けらも思いませんけれども、人の一生に、はじけんばかりの時期があるというのは、なんていう恩寵でせうか。
綺麗なものをみると、アタクシのような俗人でも、少しだけ謙虚な気持ちになりますわ。

と言っておいてなんですが、敢えてひとこと言わせていただくなら、お嬢さん方、袴はキリッと着なさいまし!
化繊ペラペラ貸衣装は、今どき仕方ないとしても、頭にでっかい造花(安っぽいのでコサージュとは呼べません)をつけるのはおよしなさい。
可愛いキラキラ系なぞ、私服で堪能すればよいこと。

ええ、これはもう、大人の自覚とか、TPOとか、そんな堅苦しい話ではなく、アタクシの個人的趣味として、袴はキリッと着ていただきたいんです。
清楚なキリッと感が似合う時期というのは、今しかないんですのよ。
おばさんとなったアタクシが、どんなにキリッと袴を履いてみたところで、お嬢さん方のような美しさにはなりえないんですのよ。

春からは、それぞれの新しいスタートを切るのでせう。
こんな時代に社会に出ることは、決して楽なことではないから、多少のハメ外しは大目にみますけれどもね、お願いだから、袴はキリッと!!
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by linket | 2010-03-25 12:41 | ●平成お着物デカダンス
c0007384_1320995.jpg写真は、京都の鶴屋吉信という和菓子屋さんの和菓子どす(案内してくれはった京都在住のKさん、ありがとぉ)。
目の前で、和菓子職人さんが作ってくれはって、作りたてをお抹茶と一緒にいただくことができますんえ。

あらあら、すっかり京都弁がうつってしまったやないの?
アタクシ10月4、5、6日と京都に行ってきましたんよ。
着物好きなアタクシの京都旅行話、ちょっとおつきあいしてくれはりますやろか?

着物好きなアタクシが京都旅行。
もちろん、着物を着ていくことも考えましたんよ。
でもなぁ、台風接近で週間天気予報は軒並み雨いうてはりましたやろ。
つい面倒になってしまってなぁ、洋服で行ってしまいましたんえ。
堪忍なぁ。

それにしても京都いう町は、ほんまに着物着てはる人に親切やねんなぁ。
『京都きものパスポート』いうのも発行してはってなぁ、着物で散策すると、えらいいろいろと特典がついてくるんえ。
京都に着物で行くんなら、絶対にもらわな損どすえ。

c0007384_142959.jpg上記のお菓子屋さんの近くになぁ、『西陣織会館』があったんで、寄ってみましたえ。
そしたらなぁ、リアル蚕はいるし、帯や着物の実演は見られるし、着物好きにはなかなかおもろい場所どすなぁ。
写真は、職人さんが制作してはった螺鈿(らでん)細工の帯どす。
台紙となる薄くて丈夫な和紙に螺鈿(アワビの貝殻を薄くしたもの)を貼って、写真右側のように細く切り込みを入れますねん。
それで、これを縦糸として横糸に絹糸を通し、螺鈿細工が虹色に光る高級感あふれる帯に仕立てはるのやそうどす。
こんな手のかかる帯、高いんやろなぁとおもたら、小売価格で30万円くらいやないやろうか?といわはるから、思わずカードで購入・・・したかどうかは、読者のみなさんに勝手に想像してもらいまひょか。

西陣織会館ではなぁ、ちょうど着物のファッションショーをやってはってなぁ、外国人のお客さんが鈴なりでビデオやカメラにきれいなモデルさんの着物姿を撮ってはりましたわ。
もっともアタクシ、着物姿の若いお嬢さんが見世物のようになっていることに、前世のトラウマがうずいて、うっかり涙ぐんでしまいましたのやけどなぁ。

そうそう、着物姿の若いお嬢さんいうたら、祇園に行きましたらなぁ、本物の舞妓さんと遭遇することもできましてん。
女のアタクシから見ても、ちっちゃくってきれいでかわいらしいなぁ。
もろちん、あちらはお仕事に向かうところなんやから、話しかけたり、写真撮ったりはしませんでしたけどなぁ。
みなさんも、くれぐれも舞妓さんを取り囲んだり、不躾に写真撮ったりしてはあきまへんえ。
そんなことしはったら、かわいい舞妓さんに代わって、アタクシがきっちり呪っときますよって、覚悟ておくれやす。

c0007384_13523145.jpgこっちの写真は『たんす屋本舗 三条河原町店』さんで購入させてもろた、名古屋帯(3,150円)と半幅帯(2,100円)どす。
半幅なんて、未使用品のようにきれいなんに、このお値段て、本当にええんどすか?
リサイクル着物のたんす屋さんは、全国展開されてはるから、東京の店舗も覗いたことがありますけどなぁ、京都のお店は全体的にびっくりするくらいお値段が安いなぁ。
そない店長さんに言いましたら、ちょっとビビってはりましたけど、本部から怒られたりしませんやろな。
これからも良心価格で、よろしゅうおたの申しますぅ。

普段と違う言葉づかいしよると、疲れますなぁ。
アタクシの京都旅行報告は、このくらいにしときますぅ。
あとの旅行記は、別の人が書くかも、書かないかも。
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by linket | 2009-10-07 14:04 | ●平成お着物デカダンス
c0007384_929447.jpgはい、はい、皆様。
八月でございます!
今年の夏は、なんだかちっとも夏って感じになりゃしませんが、それでも週末になればあちこちで花火大会や月遅れの七夕祭りや、盆踊りですわね。
若い女子たちの浴衣姿を見たくて仕方がないアタクシ、知り合いの女子大生パトリシアちゃん(仮名)に早速メール。

055.gif 浴衣貸してあげるし、着付けもしてあげるから、いつでも言ってね。
   ついでに、後片付けも洗濯もしてあげるから、スイカをお土産として持ってきてね。


と、ちゃっかりアタクシの大好物のスイカをおねだりしつつ、きれいな浴衣のおねィさん眺めて眼福にあずかるという、極上ラグジュアリー計画が始動しましたの。

パトリシアちゃん、友達のエミリーちゃん(仮名)まで連れてきてくれましたわ。
「浴衣を買いたいんですけど、浴衣ってどう選べばいいんですか?」
と、エミリーちゃん。
「う~ん、そうねぇ。店員さんの言うことを聞いちゃダメ!!」
「ええっ!? そうなんですか?」
「だって、センスのある店員さんて、10人に1人くらいだもの。」

ええ、ほんとにたまにはいます。
センスのいい着物売場の店員さん。
アタクシの好みを伝えただけで、あっという間にドンピシャな着物と帯を選び出して虜にさせてしまう魔力を持つプロ中のプロ。
でもね、そんな人に巡り合える確率は低いので、自分の好みをはっきりさせて、自分の好きな柄ゆきや、似合う色などを知っておいた方が近道ってもんですわ。
なんとなくわからないから・・・と、店員さんの勧めるまま、自分が好きでもない着物を大枚はたいて買ったところで、結局箪笥の肥やしになるだけではもったいないでせう?

「浴衣って、高いですよね。」
「そうねえ、デパートとかでいいなって思うと、2~3万円するものね。」
「高いのと安いのと、どう違うんですか?」
「一番は縫製かな? ほら、こっちの浴衣はここにミシン目がでちゃってるでしょ?
で、こっちのは、くけ縫いしてあるから、表に縫い目が出ないの。
まあ、そんなとこまで見てる人はあんまりいないけど(アタクシはみるけど)。
あとは生地とか、ブランド・デザイン料とかかな。
高いのは、それなりの良さがあるけど、帯とか小物とかもそろえようと思うと結構かかるし、最初ならユニクロの浴衣は帯付きで5,000円以下だし、結構縫製もいいし、生地も悪くないからおすすめ。」
「何年か前にユニクロの浴衣着たことがあったんだけど、お祭りに行ったらおんなじの着てる人が何人もいてヤだったんです。」
「そうかーー。かぶるのはヤだよねーー。
着物って、帯で印象がすごく変わるから、ちょっと変わった帯とかを持ってるといいよ。」
「帯って、高いんでしょう?」
「そんなことないよーー。
うちにあるのなんてバーゲン品ばっかりだから、これなんか3,000円。
あっちだって5,000円だったかな?」
「そーなんですかあっ!!」
「あとはね、貰いもの。着物好きなんですって言ってると、親戚とかがくれるの。」
「自分で着られるようになりたいなーー。」
「私もね、着物着られるようになりたくて、19歳ころに日本料理屋さんでバイトしたんだよ。
着付教室とか行くお金なかったから。」

まあ、そんな着物トークを繰り広げつつ、着付け完了でありんす。
金髪で付けまつげのいまどき女子のパトリシアちゃんも、今年はやりのフリフリミニスカートでやってきたエミリーちゃんも、髪を編み込みアップにして大和撫子二丁上がりですわ。

「やっぱりねー、日本人女子は、着物よ、着物!!」
と、悦にいってるところに、夫が帰宅。

「ああ、どうも、いらっしゃい。」
「こんにちは、ご無沙汰してます、パトリシアです。」
「ええっ!!??」
と、のけぞる夫。
パトリシアちゃんとは家族ぐるみのお付き合いをしてきたので、ちっちゃなころから知っていたにも関わらず、大学生になって急に大人っぽくなったパトリシアちゃんに本気で気がつなかったらしいですわ。

ステキな浴衣マジック。
皆様も、冷夏にめげずに今年の夏を満喫あそばせ。
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by linket | 2009-08-01 23:26 | ●平成お着物デカダンス
c0007384_10401083.jpg皆様、お久しぶりでありんす。
浴衣シーズン到来で、アタクシ、降臨でありんす。

写真は、以前オークションで落札した、絽の襦袢。
アタクシ、それほどアンティーク着物に詳しくはござんせんので、いつの時代のものかはわかりませんが、おそらく戦前のものでせう。
染めが、現代のものとは全然違い、素人のアタクシがみても深い趣きのある染め方でありんす。

でもね、写真ではわからないのですが、痛みが相当ひどいんですのよ。
落札したときは、『時代物なので、ある程度の痛み・シミはあるが着用可』という、出品者さんの記載だったのですが、手元に届いてみたら、とてもアタクシには、着る気にはなれないほどの痛み様でしたの。

絽は、もともと裂けやすい生地ですんでね、力の加わる身頃には、あちこちにツギを当てて補強した跡があり、シミも点々と広がり、虫食い穴も無数にみられ、なによりカビ臭さと防虫剤の臭いが混ざったなんとも言えない悪臭が。。。。

それでも、ご縁あってアタクシの手元にやってきたものですし、なによりこの青牡丹の染め模様が美しすぎるので、捨てる気にもなれなかったのですわ。
なので、糸を解き、手洗いして、いつかなにかに使おうと思って保管しておりましたの。

c0007384_933132.jpgで、この浴衣バッグ(取っ手の部分が一箇所ねじれて留まっていたため、アウトレット品となり、お値段なんと300円)ですわ。
10年くらい前に、娘ちゃんのために買ったラブリーな籐製ですの。
さすがに二十歳を超えた娘ちゃんには子供っぽすぎるのと、中身の生成りの布部分がシミで変色してきているので、リフォームすることにしましたの。


c0007384_9331352.jpgこちらがリフォーム後でありんす。
分解した際に、ねじれて留まっていた取っ手も直すことができましたの。
花の刺繍をほどいた際に、多少、籐の割れ、毛羽立ち、色の剥がれができてしまったので、木工ボンドで割れを抑え、茶色の水性ラッカーで剥がれ部分を隠しましたわ。
まあ、よく見れば、キズがわかってしまうんですけれど、そこはO型ののアタクシ、気にしたりはしやしません。

久しぶりに手仕事などして、楽しいひとときを過ごすことができましたわ。
別に人から賞賛を受けるものすごいものを作らなくてもね、自分でなにかを作り出すことが、アタクシは大好きだということを、改めて噛みしめた休日でありんした。
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by linket | 2009-06-07 10:11 | ●平成お着物デカダンス

菱屋謹製品届く

c0007384_10251430.jpgふふふ、
思わず笑みがこぼれてしまう、
このお箱の中身はなんざんせう?

お高級モナカ?
国産手延うどん?
『菱屋』だけに、御用達の菱餅?



正解は、こちら
     ↓


     ↓ え~、なに? なに?


     ↓


     ↓ 早くみせて、みせて!


     ↓


     ↓ そんなもったいぶらなくても。


     ↓


     ↓ まだ?


     ↓


     ↓ じらせるのも、いい加減にして!

     →    →    →    →    →    →    →    →
                                                ↓

c0007384_1025228.jpgじゃ、じゃ~~ん。
お待たせいたしました。
正解は、
『注文の多いキモノ店』
さんプロデュースの
カフェ草履なる、本革のお草履でありんす。
勘のいい方ならお察しいただいたと思いますけれど、アタクシが降臨しているのですから、当然、箱の中身はお着物に関連するものというわけです。

こんな素敵なお草履、もったいぶらずにいられませうか?
どこがどんなに素敵かと申しますと、着物好きな女子の皆様、耳の穴かっぽじいて、よくお聞きなさいませ。
このお草履はね、「見た目こんなに美しいお高級草履でありながら、軽くてまるでスニーカーな履き心地のお草履」なのですよ。
成人式の借り物草履でマメを作って以来、「着物なんかぜーーーーったいに着るもんか!」と決意してしまった着物好きでもない女子の皆様も、目ん玉見開いて、よくご覧なさいませ。
このお草履はね、「あなたが普段履いているハイヒールなんかより、ずっと歩き易くて痛くないお草履」なのですよ。
驚いたでせう? 信じられないでせう?

詳しい説明はこちら↓↓↓
『注文の多いキモノ店別注 菱屋カレンブロッソカフェ草履』

草履の常識を覆す、歩きやすくて丈夫で長持ちで、さらにこんなにおしゃれであるなんて、素敵以外のなにものでもありませんことよ!

さて、突然のようですが、ここでひとつ、着物に興味を持った方が、ひとまず陥るタイプというを以下に挙げますわね。

1. どこまでも正統派を目指すタイプ
着物という日本の伝統文化には、お茶をはじめとして、厳格なルール(というよりもしきたりの世界)があり、その奥深さにとらわれることで、向上心を満足させ、技を極めることで快感に陥る。

2. どこまでもわが道を貫くタイプ
1.のような着物の世界に反発し、自分が着たいから着るのよ! とお約束もなにもなく、着物にスニーカーを履いたり、袖をまくりあげて浴衣を着たり、あるいは襟元をグーーーッと開けてネックレスをぐるぐるするなど、独自性を貫くことで快感に陥る。

まっ、人様のなさることですから、どれが正しい着物道かということを、アタクシが判定するつもりは毛頭ございませんの。
でもね、なにはさておいても、着物というのは、『美しくあらねば意味がない』と思うのですよ、アタクシ。
『美しい』という言葉の中には、見た目が美しいだけではなく、無理強いをしないこと、まわりの人に不快感を与えないこと、機能的であることも含まれるのです。
そういう『美しさ』というのは、伝統的であることを受け継ぎながらも、新しいものを受け入れていくいい意味での貪欲さによって、洗練されていくのではござんせんこと?

注文の多いキモノ店さんは、難しい決まり事よりもかわいかったり、美しかったりすることに喜ぶ女子のハートわしづかみな和装関連商品を、企画・製造・販売しているウェブショップさんなのです。
アタクシ、結構以前からショップをのぞかせていただいていたのですが、「ああ、あと20歳若かったら、ぜひとも着てみたかった」的な素敵商品を前に、己の早すぎた生まれを嘆いている日々でしたの。

それが一年ほど前のこと、このお草履に出会ったときは、もちろん、Fall in love!!
これだったら、四十路を過ぎた女子と言えども、履くことを許されるのではござんせんこと?
でもね、当時は息子の大学進学を控え、自分のお贅沢品を買う余裕などなかったのですわ。
限定受注生産品だったもので、泣く泣くあきらめたんですけど、こうやってまためぐり会うことが出来るなんて、本当にアタクシ、感謝の念に堪えません。

注文の多いキモノ店様、本当にありがとうございました。
これからのますますのご活躍、心よりお祈り申し上げます。



※風邪気味でちょっと文章まとまりませんが、感動冷めやらぬうちに、up!!
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by linket | 2009-02-22 10:29 | ●平成お着物デカダンス
アタクシ、絹(シルク)が大好きですの。
着物が好きなのは、その素材が絹であることも大きなウエイトを占めていますわね。
もちろん、浴衣のカジュアルさ、洗濯機で洗えるポリエステルの着物の手軽さなども捨てがたいのですけど、やっぱり正絹の着物が好きです。
四角い布を縫って、寸胴に着付けるのに着物姿が美しいのは、動いたときに正絹の布が作り出す、しなやかな光沢ある生地の曲線に秘密があるのですわ。

いまは、一見よくできた化学繊維の着物もたくさん出回っていますけど、やっぱりその着心地には雲泥の差がありますの。
昨年の娘ちゃんの成人式のときも、正絹のお振袖の長い袂が揺れる姿は、はんなりと咲く花が匂い立つようでしたけれども、これがポリエステルの貸衣装だと、長い袂がパラシュートのように膨らんで、バホバホしてしまうんですのよ。
帯や帯締めなども、正絹のものはキュッと締まって、気持ちまで引き締まりますの。
それから、帯をほどくときのシュルシュルという衣擦れの音や、帯締めを締めるときのキュキュッという手応えもなんとも言えず、好きですわ。

着物だけに限らず、シルク製品というのに目がなくて、この間セールで試着したスーツがやけに着心地がいいなと思ってタグを見たら、やっぱりウール85%に絹15%でしたので、思わず試着室でスーツをスリスリ・・・(そしてもちろん即買い)。
もしもアタクシとデートして下さる殿方がいらっしゃいましたら、上質のシルク混のスーツを着ていらっしゃいまし。
アタクシ、スーツをさわりまくって、うっとりと我を忘れ、メロメロになること間違いなしですわ。

実は掛け布団も絹ですの。
母が真綿(シルク)の掛け布団を使っておりまして、その魅力に取りつかれて買ったのですわ。
真綿のお布団は、軽くて、暖かくて、吸湿性もよいすぐれ物です。
アタクシ、羽毛布団はあのガサガサした感じがどうしても好きになれませんの。
それに比べて真綿のお布団は、しっとりと体にフィットしてくれるので、体とお布団の間に不安定な隙間が空かないのですわ。
真綿のお布団などというとお高そうですけれども、アタクシの買ったのは外側の生地が綿で、中綿が1.5kgの薄手のものなので、そんなにべらぼうなお値段ではござんせん。
ただし、真綿は手引き(繭を一個一個手で引き伸ばし、それを重ねて作った真綿)に限りますわ。
機械ほぐしだと、綿が偏ったり、痛みが早いそうですのよ。

先日、田口ランディさんの『ドリームタイム』(文藝春秋)を読んでいたら、その中に「繭のシールド」という短編がありましたの。
この中で、『着物を着るようになったら、人当たりしなくなった』ということが書かれていて、なるほどと、納得することしきりです。
着物というのは紐で結ぶ『呪術』であり、繭という『最高のシールド』を使った『魔除け』なのだそうです。
なんとまあ、魔女を目指すアタクシに、ぴったりのアイテムなんでせう。

アタクシの母の実家と、叔母の嫁ぎ先で養蚕をやっておりましたので、小学生のころ、お蚕さんの世話を手伝ったことがありますわ。
正直、虫は苦手なんですけれども、何十万(あるいはもっと?)というお蚕さんが、いっせいに桑の葉を食べる雨のような音や、真っ白な繭玉が目の前でクルクルと出来上がっていく光景などは、とても印象深く心に残っております。

お蚕さんといえば、全農で『カイコ飼育キット』買えますのよ。
人工飼料付きなので、桑の葉いらず、一年中、飼育が可能だそうですわ。
めでたく魔女になった暁には、お蚕さんを飼って、手引きの真綿布団を作ることにします(生糸にするのは技術が必要ですけれど、真綿ならなんとかなりそうですから)。
そして『国産魔女の呪術布団~生霊からあなたを守る最強のシールド~』として、ひっそりとネット販売することにいたしますわ。
その節はどうぞご贔屓に 053.gif
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by linket | 2009-01-08 17:43 | ●平成お着物デカダンス
c0007384_12384882.jpg大安吉日の日曜日、甥っ子の結婚式に参列して参りましたわ。
写真は、アタクシの母と三姉妹の黒留軍団。
四人が揃って黒留を着ることなど滅多にないので、記念写真を撮りましたの。

黒留着ると、間違いなく老けて見えますわね。
ただ、美人度がupすることも間違いないので、やっぱり黒留着てよかったわねぇ、とニッコリ微笑む四人でありんす。

さて、この黒留ですが、貸衣装屋に下見に行くのが面倒になったアタクシ、結局、楽天に着物関連のお店を出している『きものワールド』さんで、レンタルをしました。
黒留袖の他に、帯・襦袢・帯締め・帯揚げ・扇子・草履・バッグまで全部セットでお値段なんと!

13,000円(税込・送料込)!!(2008年11月現在)

黒留袖レンタルの相場は、30,000〜50,000円くらいと言えば、そのお安さがわかっていただけると思いますけれど、これはもう「どんなもんでも諦めませう」的なお値段です。
着物にうるさいアタクシ、いくら安いとはいえ、通常なら素通りするのですが、きものワールドさんに決めたわけは、着物の下見ができるという親切なシステムがあったからですの。

ネットの写真から、自分の好みのものを1点、次点を2点、メールします。
きものワールドさんが、まずその着物3点を、下見に送ってくれるのです(ただし、次点の着物はそのときのレンタル状況によって、別のものになる場合もあり)。
このときの送料も無料で、下見の着物をこちらから送る時の着払い伝票付。
もし、下見で気に入らなければ、キャンセルしても一切お金がかからないという太っ腹ぶり。

c0007384_12404664.jpgキャンセルしてもいいならというダメ元で、送っていただいた着物がこちらの3点。
どれも正絹で、安普請な感じもなく、生地も仕立てもよいものでしたので、ダメ元気分だったアタクシ、驚きましたわ。
そして、写真で見たときは、向かって左のお着物が第一希望だったんですけれども、実際に自分に当ててみたら、柄が少なくて地味地味ですの。
もし下見をせずにこれに決めていたら、末っ子のアタクシの着物が一番地味ということになりかねない事態でしたので、やっぱり下見してよかったです。
ちなみに、下見で送られてくるのは、着物のみ。
帯は着物に合わせて、きものワールドさんがセレクトして送ってくださるそうですのよ。

c0007384_12411113.jpg柄が斬新で、ものすごく気に入ったんですけれど、今回は見送りさせていただいた一品。
あと20年くらいしたら、もう一度着てみたいくらい好きですわ。

c0007384_12412483.jpgアタクシがお借りした着物の刺繍部分のズーム。
お値段がお値段だったので期待薄だったわりに、刺繍も豪華で、染めも雑な感じがなく、とてもよいお着物でした。

さて、下見のお着物三点は一度送り返しまして、結婚式の3日ほど前に、着物に帯、その他を含めた一式が改めて送られて参りました。
(お急ぎの方や、下見はいいわ、という方は、下見なしで発送もしてもらえます。1,000円引き)
お茶をやっている長姉に手伝ってもらって自分で着付けるつもりでしたので、予行練習しておこうと思うも、連日の残業続きでそれも叶わず、まっ、なんとかなるでしょ!とばかりに、前日の深夜を迎えたわけです。

荷造りをしながら、ふと襦袢を見ると、きれいにお洗濯はされているものの、半襟がちょっとくたびれた感じ・・・。
いえ、半襟なんて、襟元にチラリとのぞかせるだけのもの、そんなところまで、誰も見ちゃいません。
でも! 気になるわけです、アタクシは。
一晩悩んだあげく、当日の10時を待って、近所の呉服屋さんに走りましたわ!
それも駅前の呉服屋さんは一ヶ月前に閉店しており、少し遠くの呉服屋さんまでダッシュで行き、白半襟買って家に戻ると、急いで真新しい半襟をチクチク縫いつけて、11時10分に、大荷物を持って駅に向かいましたの。

大荷物になったのは、もう一つワケがありましてね。
きものワールドさんがセレクトして送って下さった帯が、ちょっとアタクシには地味だったのですわ。
ですから、着物に詳しい長姉に相談しようと、我が家にあった一番派手目の金色の帯(おそらく母が訪問着用に買ってくれた鳳凰柄)もバッグに詰め込んだのです。
結婚式場まで1時間40分の電車の旅。
乗り換えも2回あったので、袋帯2本はさすがに重うございましたが。。。

結婚式場の更衣室で、なんとか黒留を着付けたころに、長姉がやってまいりました。
「どっちの帯がいいかしら?」
「こっちの金の方がいいでしょう!」
ということで、自前の金帯に決定。
さすがに二重太鼓を一人で着付けるのは慣れていないので、長姉がいて感謝ですわ。

「それにしても13,000円って、安いわねぇ!」
と、割としっかりした貸衣装屋さんで35,000円の黒留を借りた長姉が驚きの声。
着物好きな母のDNAをまったく受け継がなかった次姉は、お姑さんの黒留一式を借りて着たので、私のネットでレンタル顛末記を聞いて
「畳んだり送り返したり、面倒くさい」と、ひと言。
確かに、着物に慣れていないと、下見の着物三枚を、広げて畳んだりするのも一苦労なのかもしれませんわね。
でも、自前の着物だってクリーニングに出したりしなきゃいけないわけです。
このお値段で借りられるなら、保管の手間暇を考えても本当にお得だと思いましたわ。

正直に書いておくと、草履とバッグは例えて言うならダ●エー的なものでした。
でも、バッグは洋服用のフォーマルなものでOKです(というか、ほとんど使いません)し、草履は、金糸銀糸の入ったちょっと踵の高いものであれば、普通の人はそこまで目がいってませんからね、このお値段だから、このくらいは大目にみてあげたいところです。

というわけで、『きものワールド』さんのレンタル着物まとめ
 ・信じられないくらい安いけど、着物はよいものです
 ・着物は3点下見ができます
 ・下見が一回なら、下見の送料も無料です
 ・下見で気に入らなければ、キャンセルは無料です
 ・黒留袖・帯・襦袢・帯締め・帯揚げ・扇子・草履・バッグがセットです
 ・自分で用意するのは、下着・足袋・着付け用の小物類だけです
 ・半襟やバッグ・草履にこだわる方は、ご自分で用意しませう
 ・面倒臭がりの方にはお勧め致しません。お近くの貸衣装屋さんにすべてまかせませう。


以上、もし次回黒留袖を着る機会があったなら、また利用させていただきたいと思っておりますこと、申し添えまして、『黒留め袖をネットでレンタルの顛末記』のご報告とさせていただきます。
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by linket | 2008-11-24 12:43 | ●平成お着物デカダンス
来月、甥っ子が結婚式を挙げますの(久しぶりにアタクシ降臨)。
叔母として出席する結婚式はこれが始めてなので、いったいなにを着て行ったらいいものやら悩みますわ。
漠然と、いまどきの結婚式はそんなに派手にはやらないから、訪問着くらいでいいかしら?と思っていたんですけれども、どうやら母と姉達は黒留袖を着る模様。
あらあら、どうしましょう?
アタクシ、黒留袖は持っておりませんの。

親戚に、「親族は絶対に黒留袖を着なければならぬ!」的な信条をぶつけるマナーババアがいると、はなはだ迷惑ながら従わざるを得ない場合もあるわけですが、連絡してきた母はその辺がゆるく、
「まぁ、あんたは若いし、訪問着でもいいんじゃない?」
くらいの熱意。
それでも、結婚式となれば相手方の親戚一同様もいらっしゃるわけで、新郎側の親族として写真にも残ることですし、目立つのはイヤですの。
それも、素敵で目立つならともかく、「あらまあ、場違いな・・・」的なワル目立ちは絶対に避けたいところ。

具体的選択肢は、次の三つに絞られました

1. いっそのこと、洋服にする
  →新調しなければならないので、最低3~5万円の出費を覚悟か?

2. 開き直って手持ちの訪問着で間に合わせる
  →結婚式ならそれなりに格を上げるために、帯上げ・帯締め・草履バッグなども新調しなければならないし、クリーニング代も含めると、最低3~5万円では足りないか?

3. ここはひとつ、黒留袖をレンタルする
  →レンタルなら一式揃っているし、汚しても気が楽だし、3~5万円出せばそれなりのものが借りられるのではないか?

というわけで、同じ費用がかかるのであれば、右にならえの『黒留袖レンタル計画』を実行に移すことにいたしました。
それに、結婚式以外では、もはや黒留袖を着る機会など皆無でしょうから、第一礼装の格調高い黒留袖に、一度は袖を通してみたいというのも着物好き女子の乙女心というものです。

とはいえ、黒留袖を借りたことなんかありませんの。
ネットで調べたところ、宅配で送ってくれるものなどもありますが、値段もバラバラで、フルセット1万円の品など、どんなものが届くかわかったもんじゃございません!

そんな折、『県民共済』の郵便物が届いておりましたので、ピッカーーーン072.gifとアタクシ、ひらめきましたのよ!
県民共済は、地味な活動ながら、衣装レンタルもやっていたはず。
あそこは儲けようというよりも、加入者サービスでやっているので、安いんじゃないかしら?
と、電話してみたところ、県内に2箇所しかないブライダルセンターに出向くのが条件なのだそうです。
遠いよ!ということで、第一案は却下。

第二案として思い出したが、20数年前に加入したままになっている互助会。
確か、衣装レンタルがあったはず・・・と古い加入者証を引っ張り出して、電話してみましたわ。
こちらも、直営の結婚式場に出向かなければならないのですが、現物も見てみたいし、比較的近いので、今度の土曜日に下見に行くことにいたしましたの。
もっとも試着であれこれ着せ付けられて、一方的な営業トークにうなづいているうちに、基本1万円~のセットが、あれもこれもオプションつけて10万円ということにもなりかねないのは、この業界の常。

心を強く持って、行ってまいります。
そのご報告はまたのちほど。

■追記■
『黒留め袖をネットでレンタルの顛末記』はこちらへ
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by linket | 2008-10-15 13:13 | ●平成お着物デカダンス

この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため


by hami