Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

カテゴリ:●頑張れ若造!( 10 )

算数大好きヒナンジャー

娘が部屋の大掃除を始めて、「これ捨てていい?」と持ってきたのが、子供チャレンジの付録についてきた『算数大好きヒナンジャー』のビデオ。
「えーー、それ好きだったから、ユーチューブにアップしてから捨ててよ!」
と、冗談言ってから検索かけたら、すでにupしてくれてる人がいた。
ありがとう!!
これでいつでもヒナンジャーに会える。
あなたも、ヒナンジャーのシュールな魅力をご堪能ください!!


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by linket | 2009-10-13 08:27 | ●頑張れ若造!
c0007384_814198.jpg金曜日、子供達の卒業式があった。
子供の学校の卒業式なんて、形式的に参加するだけのことが多いのだけれど、本当にいいお式だった。
普段、私が属している社会とはまるで違う価値観でイキイキとしている若人がいることの力強さよ!

在校生の送辞では『この学校は私達の誇りです』と言う言葉があり、答辞からは『この学校に来てよかった!!』と、とつとつと語る卒業生代表に、保護者の間から思わず大きな拍手が起こったくらいだった。
この学校の卒業生からは、有名大学に入学する人はほとんどいないし、一流企業に就職できる人間も稀だろうし、政治家や官僚の道に進む人など皆無だろう。
でも、自分の人生に自信を持ち、近しい人と関わり、幸せな人生を送ることの基礎みたいなものを学んだことは大きな収穫だったはずだ。

格差社会はますます固定化していくのかもしれない。
だけど、怖れることはない。
長い歴史の中で、格差がない時代や社会なんてほとんどなかったのだ。
どれくらい他人から評価されるかも、どの階級に属せるかも、どれだけ人より多く持っているかも、幸せの基準にはならない。
収入が低いことや、肩書きがないことが不幸なのではなくて、自分の人生を肯定できず、いくらやっても自分の居場所がないような人生を生きてしまうことこそが不幸なのだから。

卒業式後の娘の祝賀会での子供達のあいさつの中にも、『居場所』という言葉が何度も出てきた。
「家には居場所がなかったけど、このクラスだけは自分を受け入れてくれた。」
「高校までは学校もおもしろくなかったし、人とコミュニケーションとるのがすんごく難しかったのに、みんなは受け入れてくれた。」
「家がグチャグチャで、もう学校行くのも面倒くさくて休んじゃったときに、先生が電話をくれて、それにも出なかったりしたのに、いつも家族みたいに親身になってくれた。」
自分の居場所を手に入れた君たちは、絶対大丈夫だよ!
実際の社会に出たら、辛いこと、凹むこと、打ちのめされることがたくさんあるだろう。
だけど、自分が許され、受け入れられていたこんなホームがベースにあることを忘れない限り、きっと乗り越えていけるよ。

例えば私が、この若者達の軌跡をテレビドラマのドキュメンタリーで見ただけなら、たぶんこんな風には思えなかったと思う。
「そうは言ったって、楽しく仲良くやってるだけじゃ、ダメなんだよ。就活へのアプローチが弱すぎ。」
「結局はこういう力のないお人好しな若者が、搾取されて使い捨てられるんだよ。もっと学校として対策をたてなきゃダメだ。」とかね。
実際、娘はまだ就職が決まっていないし、募集のある企業に問い合わせのメールをしても、名もない学校故か、相手にされないことの方が多い。
だけど、こんなに素晴らしい仲間と出会えたことの方が、とりあえずイイトコロに就職できるかどうかってことより大事なんじゃねえの?って、カウンターパンチをもらった気分だ。

ありがとう。
目の前の君たちのリアルなエネルギーが、生活に疲れたおばさんの鎧を砕いてくれました。
君たちを信用することを忘れない。

そして、私も。
いままでの居場所を卒業し、新しい居場所を作っていくことに意欲的であろう。

追伸:アタクシ発信の『娘ちゃん卒業式に袴を着付けましたわ!』記事は、また後日。
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by linket | 2008-03-09 08:14 | ●頑張れ若造!
c0007384_17563462.jpgなんか、盗撮されたんだって!?
ほんとにさ、なんでそんな卑怯な男がいるのかね!
『信じらんないっ!』って、いいたいところだけど、ほら、中学校のときの○○先生だって、去年盗撮で捕まったじゃん。
信じたくはないけど、そういう男は普通にゴロゴロいるんだよ、くやしいことに。
(もちろん、そんな男ばっかりじゃないってことは、あなたもわかってると思うけどさ。)

そのうえ今日は、生理通がひどくて学校を休んだんだって?
女って、ほんと、面倒くさいよね。

私さ、高校のときに、「男になりたい」って言ってたんだ。
女って、グチャグチャグチャグチャはっきり物を言わないし、一緒にトイレに行ったりするし、ピーピーキャーキャーうるさいし、男子の方がさっぱりしてて、話をしててもおもしろかったんだよね。
だけど、ある日、女友達に言われたんだ。

「いくら男になりたくっても、あなたは女なんだよ。」

ショックだった。
当たり前の言葉だけど、「私はこれからもず~っと、女で生きていかなくちゃいけないんだ」って思い知ったから。

女はさ、大変なんだよ。
男女平等とか言ったって、条件同じでも給料は安いし、世界の富を握っているのはだいたい男だし、平均的には身体も小さいし力も弱い。
男よりも何倍も努力しないと同じ評価は受けられないのに、上に立つと異様に嫉妬されたりする。

昔なんて器量がよければ女郎屋に売られちゃったし、いや、別にこれは昔の出来事ってことばっかりでもなくて、世界のどこかでは弱い立場の女子供がいまだに売り買いされているし、女であるだけで勉強の機会を奪われたり、男の所有物のように一生を生きなければならなかったりする社会もまだたくさんある。

それに比べたら、あなたの経験したことはたいしたことじゃないから気にするなって言いたいわけじゃないよ。
残念なことに、単純な比べ方をすれば、男より女の方が損なことが多いんだ。

だけどさ、世界中の人類の半分は女なんだよ。
そんな面倒な女を生きている人が、二人に一人はいるんだよ。
男より損な条件の中で、幸せになろうと努力している。
笑って、泣いて、一生懸命、生きているんだよ。
すごくない?

私も43年近く、女として生きてきた。
高校のときに思ったほど、男の人生がすばらしくないことも知ったし、男も大変なことがいろいろあるんだなってこともわかった。
前は男になりたいって思っていたけど、今は今度生まれ変わっても、女になりたいなって思うよ。

女の人は偉大です。
平均的にみたら、男よりきれいで、やさしくて、やわらかくて、華やかで、かわいくて、しっかりもので、気配りが出来て、美しいものが大好きで、結構たくましく、争いを好まず、平和的です。
この世に、女子がいなかったら、きっと男は生きていけないでしょう!
(実は、男がいなくても、女は生きていけるのです)

もう、おばさんだけどさ、これからも私はもっともっと幸せになるつもり。
女は楽しいよって、目の前で見せてあげるから、どうか、あなたが女であることを恨めしく思ったり、呪わしく思ったりしませんように!

卑怯な男のことは、きっちり呪っておくからさ(私たちの呪いが恐ろしいほど効くことは、知ってるよね)。
明日はまた、かわいい笑顔が見れますように!
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by linket | 2008-02-15 16:56 | ●頑張れ若造!
c0007384_22281973.jpg普段の読書は図書館か立ち読みで済ませてしまうのだが、久しぶりに本を買った。
天童荒太さんの『包帯クラブ』
今秋、柳楽優弥、石原さとみらで映画化されて話題になっているので、テレビの映画紹介などであらすじを知っている人も多いかも。
実際、会社の休み時間に読んでいたら、およそ小説なんか読みそうもない上司が、
「あっ、映画になった『包帯を巻く話』でしょ? おもしろいの?」
と聞いてきたくらいだから。

簡単に読めそうだからと、本屋で立ち読みしていたのだけど、半分読まないうちに
「参りました。購入されていただきます。」
と、レジに向かいましたです。
天童荒太さんの文章は、普段、グチャグチャだから蓋をして見ないようにしているうちにないことにしてしまったような痛みを、正確な言葉にして形に表してくれる。
蓋を開けるのは、げに恐ろしきことなれど、それを形にして認識することで、妙なカタルシスがあるんだよね。

他の著作については読んだけど内容をほとんど忘れたしまったので、ここで述べるのはやめておく。
ただ、天童さんがいうところの「いまこれを書かなくては」という思いというのは、同年代の人間として『形にしてくれてありがとう』って感謝したいような気持ちだ。

若い子たちに読んでほしいな、と思う。
私は普段、他人に自分の好きな本を薦めたりはしないんだけど、おせっかいおばさんになって、若い子たちに『包帯クラブ』を伝導しまくるつもりだ。
手始めはもちろん我が子たち。
「包帯クラブ読んだ? 読む? というか、読みなさい。青少年はもれなく読んだ方がいい!」
と、うむも言わさず、息子の机に『包帯クラブ』を置き去りにした。
次は娘で、友達の娘さんにも読ませたいし、一冊じゃ足りないかも。

そして、いまさらとか思わずに、歳だけは大人になったみなさんにも、ぜひ読んでほしい。
もし読んで、「なんで包帯巻くのか理解に苦しむ」という感想だったら、「自分の子供のことは理解してる」とか、「子供のことを一番に思っている」とか、死んでも口にしないでもらいたい。
そういうつまらないクソな大人は、まともな子供から『死ね』と思われても仕方がないし、自分が死んだときにその子供らが心から泣いたりしないことぐらいは覚悟してほしいと思う(クソだけに無理だと思うが)。

子供たちは豊かな社会に生きているのに、残念ながら幸せじゃない。
それを、『最近の若者は根性がないし、感謝が足りない』いうクソな言葉で片付けないでほしい。
この間新聞で、20代女性の15%がリストカット経験者という記事を読んだ。
若い人たちにとってそんなに生きにくい世の中になっていたなんて、ショックだった。

だけどね、申し訳ないけど、大人は悪いわけじゃないんだ。
ただ、クソなだけだ。
クソだらけだけど、中には天童さんのように、みんなのこと本気で心配して力になってくれようとしてる大人もいる。
クソな大人はもう救いようがないが、君ら若者はまだ間に合う。
クソな大人に育てられてクソにまみれそうになっていても、まだあなた達には希望があるんだ。
だからぜひ、『包帯クラブ』を読んでください。
活字読むのが面倒だったらコミック版も出ているし、映画でもいいから、このお話に触れてみてほしい。
ぬるい愛を語る小説はごまんとあるし、エグイ空虚を語る小説も腐るほどある。
だけど、そういう混沌とした世界のその先の未来をどう生きていったらいいかを、ゆるぎない信念で描き出してくれる作家さんは本当に少ないから。

筑摩書房の包帯クラブページで、天童さんのインタビューや、物語のサイドストーリー読めます。
『戦わない物語が書きたかった』という天童さんの言葉に、泣きそうになった。
私も戦いたくないし、リストカットする若者達も、きっともう戦いたくないんだろうな、と思うから。

追伸:個人的にはこの表紙は恥ずかしい。
   映画化が決まる前から気になっていた本だったので、ただの新書の表紙のうちに買えばよかったよ。
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by linket | 2007-09-22 17:28 | ●頑張れ若造!

私はいじめっ子でした

<教育再生会議>いじめ対策の「出席停止」素案明記 論議に

c0007384_9535078.jpgイジメについて、書こうか書くまいか、ずっともやもや考えていた。
イジメと言ってもいろいろなケースがあるので、『これが原因でこれが解決策です』なんてひとことで言えることではないので、あくまでも自分の体験だけを書こうと思う。

私はいじめっ子だった。

反撃を受けてクラス中からシカトされたことも経験しているが、やっぱりいじめた方が圧倒的に多い。
自分でいうのもなんだが、小・中学校では成績はいい方で、先生の信頼も厚く、学級委員などもやっていた。
本を読むのが好きで、苦手なことにも頑張って取り組み、できるだけ友達と仲良くし、おかしいと思えば大人にも食ってかかるような、正義感あふれる正しい子供だったのだ。

そんな私が、なんで人をいじめたのか?

いじめたくなる奴が『正しくなくて』ムカついたからだ。
そして正しくないのに、愛されている(家族に存在を認められ大事にされている)ことが羨ましくて、妬ましくて、許せなかったからだ。

『成績がいいから先生から認められる』
『家の手伝いをよくするから親に受け入れられる』
『挨拶がきちんとできるから近所の人からほめられる』
『協調性があるから友達の仲間に入れてもらえる』

そういう正しい人であることを求められ、それに要領よく応えることで、私は存在を許されていると思っていた。
なのにだ、まわりを見渡せば、私のように要領のいい奴ばかりではない。
勉強ができなくて、なにをするのもどんくさく、はっきりしなくて泣き虫で、仲間と同じことができない奴は、私にとって虐げて当然の人間に思えた。
もちろん、こういう分析的なことは、今だから言えることで、子供のときは、とにかくただムカついたからいじめた。

相手がどう思うかなんて、考えてなかった。
『お前が正しくないからいじめられるのだ』という論理だからだ。

 イジメは悪いことだからやめましょう!

と、いう論理は、いじめている本人には届かないと思う。
本当に悪いと思ってたら、子供は素直だからやらないよ。
悪いと思っていないのだ。
逆に、悪い奴を天に代わって成敗してくれる、ぐらいの気持ちなのだ。
だって、子供を取り巻く社会全体が要領がよくて都合のいい人間を求めていて、大人社会の中でもそれにそぐわない人間は排除して当たり前だ、という世の中なんだもの。
私はそれを真似していただけだ。
言っておくが、私は自分の過去のおろかな行為の言い逃れをしたいわけではないし、親の育て方が悪かったからだなどというお手軽な犯人探しをしたいわけではない。
私の体験を通して、こういう価値観を子供に植え付けると、結果としてこうなりますよ、というケースを提示したまでだ。

いま、自分が親という立場にあって、自分の子供がいじめられる側になることよりも、自分の子供がいじめる側になる方がしんどいな。
自分の子供がいじめられたら、私は全力で子供を守る。

「あなたは悪くない。
いじめた相手は根性が捻じ曲がっていて、かわいそうなやつだから、相手にするな。
辛いなら、学校にいかなくてもいい。
転校したっていい。
残念なことに、私たち大人がつくった社会はこんなろくでもないことになってしまったけれど、それでもその中で生きていくしかない。
理想のパラダイスなんかありゃしないんだから、いじめた相手を責めるよりも、自分がこのイカレた社会でなんとか生きていく術を、死ぬ気で考えろ。
大丈夫だ。
世界中からシカトされても、家族だけは絶対に味方だから安心しろ。」
といって、抱きしめてあげられる。

だけど、もしも自分の子供が人をいじめているとしたら、それは親として私がやってきたことがどこかズレていたということだ。
「愛しているよ」と言ってきたことが、本当には伝わっておらず、自分は大事にされていない、と子供が感じてるということだ。
親として、怠慢だったんじゃねえの? って突きつけられるということだ。

人とかかわって行くことに、これで満点なんてゴールはない。
面倒くさくても、しんどくても、かかわり続けていくことしか救いはない。
救いはゴールではないけれど、生きていく力にはなるから、今日も迷いつつ、私は人とかかわっていく。
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by linket | 2006-12-08 14:22 | ●頑張れ若造!
c0007384_14212.jpgブログ更新が滞っていたのは、知り合いの少年に頼まれたコスプレ衣装を製作していたから。
軽い気持ちで引き受けたのだけれど、なにしろガンダムなんて見てないし、型紙も起こさなきゃいけないので、結構苦労した(T.T)
出来上がりを試着した本人は、もっと細身がよかったとか、足が短く見えるとか、いろいろ注文をつけていたけど、所詮、素人の製作なのでね、細かいことはまあ勘弁してちょうだいな。
製作費の代わりといっちゃなんだが、なりきり写真をブログ掲載させてもらったからね。

なにかと風当たりの強いコスプレイヤーだけど、フラメンコ衣装も着物もある意味でコスプレとなんら変わりはないので、私は彼らのキモさにやや寛容にならざるを得ない。

やりたいことはやってみればいい。
飽きるまでやってみればいい。
飽きたら違う興味のあることも湧いてくるでしょう。

ちなみに、このブログ見て「ぜひ私にも作ってください!」と言われても、引き受けませんので悪しからず。
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by linket | 2006-03-19 14:03 | ●頑張れ若造!
表題は、無印良品で見かけたキャッチコピー。
フランスに生まれなくてよかった!
もしもフランスに生まれたら、考えすぎなガキだった私は
「お手伝いをさぼった悪い子の私には、サンタさんはタマネギしかくれないんだ!」
と思い込んで恐怖におののき、たとえサンタさんが見逃して欲しかったテディベアのぬいぐるみをくれたとしても、『今年は大丈夫だったけれど、来年はうっかりバレてしまうのではないか?』と毎年小さな心を痛めたに違いない。

子供を脅すのはやめましょう!

私は胸を張れるほどの母親ではないが、子供に脅しを使わないことだけは気をつけてきた。
自分が子供のころに散々脅されて、怖い思いをしたからだ。
子供を脅す親は、自分の親に脅されたことがないのだろうか?
それとも自分が怖かったことを、忘れてしまったのだろうか?

この間耳鼻科に行ったら、本を片付けない子供に
「そんな悪い子は、先生がものすごく痛くするんだから!」
と脅しているお母さんがいて、苦しかった。
子供はあわてて片付けて
「先生、もう痛くしない?」
「うん、しないよ。」
一見落着のように思えるが、これでもし、治療が痛かったらどうするわけ!?
子どもは自分がしたことが報われなかったことに不信感を抱く。
自分がいい子でいても、悪いお医者さんが痛くするんだから、いい子でいる意味なんかない、と私なら思う。
ええ、なんたって考えすぎなガキでしたのでね。

効率優先の社会で暮らしていると、子どもの存在は非効率そのものでしかないので腹が立つこともままあるけれど、だからって子どもを効率的に育てようとするのは無理があるのだ。
脅して従わせるのは手っ取り早いかもしれないけれど、子どもを安心して育てる環境じゃない社会で、子どもを産み育てているのは大人の勝手なのだ。
こんな環境でも育っていってくれている子ども達に、もっと敬意を示してほしいと思う。

サンタさん、あなたが本当に愛ある人ならば、悪い子にもちゃんとプレゼントあげてくださいね。
お願いします。
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by linket | 2005-12-17 17:03 | ●頑張れ若造!
若者と未来トラバさせていただいたのは、田口ランディ様の『不眠に悩むコヨーテ』

c0007384_12431626.jpgランディさんが少年犯罪の数は横ばい、と書いているのを見て思い出したことがある。
私が高校生のときに、同じ電車でよく見かけた高校生カップルが、別れ話がもつれて男の子が女の子を絞殺してしまったという事件だ。
高校は違ったけど、田舎のローカル電車の中では派手な二人だったので、名前も顔もよく知っていた。
それから殺人ではないけれど、同じ高校の下級生が、40歳くらいのおじさんと排気ガスで心中してしまったという事件もあった。
そうだよ、四半世紀前だって、そんなことが身近に起きていたのだ。

もっともそれは身近で起きていたとはいえ、一部の遠い世界の人が起こした特別な事件で、自分たちにつながるなんて思ってもみなかった気がする。
暗いところや親に言えないところがあったって、自分にはそれを凌駕するほどの明るい未来があったような気がしていたのだ。
ティーンエイジャーの母となった今、テレビや新聞で少年犯罪の記事を見るたびに私は不安になる。
いつか我が子も、被害者や加害者になってしまうのではないか?
子どもを信用していないわけではない。
マスコミは簡単に『心の闇』がなんであるのか? どうやって形成させたのかを確定したがるけれど、そんなわかりやすい図式でものごとは起こっているんじゃない。
複雑な環境で愛を知らずに育った青少年がみんなねじれて人を憎むようになるわけではないし、大事に愛し育てていれば、犯罪に巻き込まれないわけでもない。
だから不安になるのだ。
マニュアル通りにやることが正しいことだと教え込まれて、マニュアルで回す社会で生きてきて、経済活動はマニュアルに頼ればなんとかなってきたけれど、人を一人育てるということに、マニュアルなんかないのだ。
ないはずなのに、マスコミやテレビや声のでかい著名人が『あれがいい』『これがいい』『これはダメだ』『こうするべきだ』と声高にいうから、混乱して、果たして自分の子育てはこれでいいのか不安で不安で仕方がない。

でもさ、ランディさんの言うとおりだよね。
イライラに感染してはいけないね。
うっかりなにかのひずみで我が子が試練に巻き込まれることが絶対ないとは言い切れない。
言い切れないけれど、子ども達は今日ものんきでおおらかに笑っている。
私も一緒に笑おう。
一抹の不安は消えなくても、不安のスパイラルに陥ることをやめて、今できることに心を尽くそう。
そしてなにより、子ども達の未来を信じていよう。
不安定な子ども達のまるごとを受け止めて、

「大丈夫、いろいろあったって、君たちはもっと育っていけるよ。
未来はいつだって、信じるに値するものなんだ。」

って力強く言ってあげよう。
そうすることが、私の不安を自信に変えてゆく力にもなるだろうから。
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by linket | 2005-11-14 12:45 | ●頑張れ若造!

お家に帰ろう!

c0007384_1754481.jpg我が家は結婚19年、未だ賃貸生活を続けている。
というか、家を買うつもりはないんだけどね。
引っ越しが趣味みたいなものだから、家買っちゃうと、なんか首輪つけられたみたいで落ち着かない。
根っからの猫派な私の前世は、ジプシーか遊牧民なのかもしれないわ。

結婚してからだけでも、6回の引っ越しをしているので、平均3年くらいしか定住していないことになる。
引っ越しが決まるときは、まあこんな感じだ。
何年か住んでいると、あるとき急に引っ越したくなる。
住んでいる家に似つかわしくない花瓶を買ってしまったとか、そんな些細なことがきっかけと言えばきっかけだ。
あるいは大家さんの都合で引っ越さざるを得なくなる。
するとまるで手招きをするように、新しい物件が私の目の前に現れる。
引っ越しの日は、すっかり私に馴染んだ家を明け渡すのが名残惜しくて、ワンワン泣いたりする。
そのくせ、新しい家に引っ越すと、私はその新しさにさっそく馴染もうとしてワクワクしてしまうのだ。
さすがに子どもが大きくなるにつれ荷物は増えるし、自分の体力はなくなるし、次の引っ越しはまだ考えていないけどね。

昨日、知り合いの少年が家に遊びに来た。
頼まれて撮っておいたビデオをみて、少ししゃべっていたら、途中でいきなりクウクウ寝てしまいやがんの(-。_)。。o〇
大人や社会に敵意をむき出しにする彼が、無防備に他人の家で寝ている。
まったく、泣けてくるじゃないか!!
本当なら、ずっとここにおいてあげたいくらいなんだ。
でも君には君が歩かなくてはならない人生があるから、目が覚めたら私は君を見送らなくてはならない。
またいつ寝に来てもいいから、自分がダメな人間だなんて思わないで。

願わくは、どの人の家も帰りたい家でありますように。
安心して無防備に寝てしまえる家でありますように。

今の社会は絶対に失敗しないように、常に役に立つ人間であるようにと無理難題を押しつけてくるから、せめて家ぐらい、安心できる場所であってほしい。
ささやかな、本気の願い。
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by linket | 2005-08-03 13:43 | ●頑張れ若造!
NY村上隆によるサブカル展、現地の反応は? | Excite エキサイト
二年前、ドイツからティーンエイジのお嬢さんが我が家にホームステイにやってきた。
短い日程の中、日本文化にたっぷり浸っていただくために、振り袖着せて写真を撮ろうとか、柔道の練習を見に行こうとか、日光(京都は遠いから)に行こうとかの計画を立てるも、一応彼女の希望を聞くと、一冊のドイツ語雑誌を取り出し、
「こういうカッコをした人を写真に撮りたい!」
とドイツ語混じりの英語で言う。
Cawaiiというその雑誌には、コスプレとかゴスロリの写真が・・・。
これが、我が国が世界のティーンエイジジャーに誇る文化だったのか!?
シラナンダ(×_×)

仕方なく、ネットや口コミを使ってリサーチ。
フムフム、コスプレはアキバ系で、ゴスロリは原宿系ね。
というわけで、土曜日の原宿におでかけ。
ほんとは原宿嫌いなんだよね。
人が多くて疲れるから(限りなくひきこもり系)。

後で知ったが、土曜日よりも日曜日の方がゴスロリさんが多いらしい。
それでもようやく目の端に入ったゴスロリ姉さんを見るやいなや、彼女は私の腕を掴み
「彼女に写真を撮らせてくれと言ってくれ!」らしき英語を叫んでしきりにせがむ。

困ったなあ。
同じ日本人でも、ああいう人とは接点持ったことないんだよね。
マイワールド展開中のああいう連中と、コミュニケーションなんかとれるのかよ!
と思いつつも、彼女の必死さに負けて、おそるおそる声を掛けてみる。
「す、すいません。。。。写真撮らせて頂けませんか? ドイツからきたこの子がどーしても写真を撮りたいっていうもので!」
「あっ、いいっスよ。どうぞ。」
とにっこり笑うゴスロリ姉さん。

しゃべったよ、笑ったよ、話が通じたよ!
友達呼んで、ポーズまで取ってくれてるよ!
いままで別世界の人だと思い込んでて悪かったよ!
ありがとう!
今度からは同じ日本人だと認識するよ!

「So cute!!!!!!!!!!!!!!」
と、喜びまくってシャッターを押す、ドイツ人の彼女。
い、いや・・・キュートなの? どうみても30歳はいってそうな姉さんだよ。
思ったよりフレンドリーだったけど、キュートというよりは、おぞましいんですが・・・・
これが誇るべき日本の文化って言われても、なんか複雑なんですけど。

それから彼女は大好きなヘビメタロック歌手と一緒に撮ったつもりになれるプリクラを撮り、その歌手がよく訪れるという洋服屋で
「ああ、彼がここに来たことがあるって思うだけで、もう爆裂感激しちゃった!」
らしきことを叫び、原宿のBook Offでその歌手のCDを買いまくった。
その歌詞が読みたいばっかりに、日本語も勉強中とのことで、「死」とか「苦しい」とか「殺す」とかの単語をよく知っていた。

おみやげに、Hideの人形と「京」の親衛隊リストバンドと、ゴスロリ雑誌と、漫画の『りぼん』を買い、彼女は満足そうに帰国した。
今年の秋、今度は友達と連れだって、また我が家にやってくるそうである。
行きたいところは『原宿のBook Off』。

なにはともあれこうやって世界の文化は融合し、敵も味方もなくなるのなら、それはそれでよしかもしれないと思う。
やっぱりちょっと複雑だけど。
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by linket | 2005-04-15 08:38 | ●頑張れ若造!

この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため


by hami