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Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

骨、そんなに大事ですか?

「渡さない!」貴親方が前言撤回、若と遺骨バトル
今日は友達に借りたDVDで「世界の中心で愛を叫ぶ」を観た。
こ、これは平井堅の「瞳をとじて」の壮大なプロモーションビデオですか?
まぁ、それはおいといて、白血病で死んだ昔の彼女の遺灰をオーストラリアの風にまいていたのが、実に気になる。

骨、そんなに大事ですか?

個人的には、骨は骨としか思えない。
もしも肉体が死んでも私を構成するなにかが残っていると家族が思ってくれるなら、骨なんかより空想でもいいから魂とか星とか風とか、それが無理ならせめて遺影の中に、私のかけらを探してほしい。
骨はやめようよ。だいいち美しくないし。生々しすぎだよ。

だいたいね、大事にしたいなら、生きてるうちにやろうよ。
あたたかい手を重ねて、愛してるって伝えようよ。
たとえこの肉体がいつか朽ち果てようとも、
たとえこの愛が未来永劫つづかないとしても、
いまここにある想いを出し惜しみするなんてもったいないよ。
そんなもったいないことしてるから、伝えられなくなったとき、後悔しまくりで骨に執着しちゃうんじゃないのかな?

そもそも、骨なんか残すから騒動のもとだと私は思う。
聞くところによると、最近は遺骨の始末に困って電車に忘れたふりしてしらばっくれたり、他人のお墓に勝手に入れちゃったりする人もいるそうだ。
遺骨をそんなふうにされた場合、元の持ち主(つまり死んだ人)は成仏できなかったりするんだろうか?
そんなこと考えると、この世が成仏できない霊魂ばっかりでうまってしまいそうなので、私はどんな死に方をしても、どんな弔い方をされても、成仏できるって信じたい。
本物の神様や仏様なら、そんな迷える人こそ救って下さるはずでしょう?

骨はお墓に入れなければならないと思っている人が多いけど、実はそうでもないんですね。
お墓に入れずにずっと側に置いておいてもいいし、粉状にして『節度をもって』まくなら、散骨できる場所もある。
自分の私有地であれば、そこに散骨してもOK。
庭にお父さんの遺灰をまいてもいいわけです。
だからって、オーストラリアの大地(それもアボリジニ人の聖地)にわざわざ遺灰をまくのはどうなんだろう?
たとえばね、あなたの家の庭がすごくきれいで、知らない人がやってきて
「死んだ母はお宅の庭が大好きだったので、ここに母の遺灰をまかせていただきました」
って言われたらどうよ?
そりゃ、ないでしょう!

というわけで、おそらく私の骨を始末してくれる子ども達へ
一生貸家暮らしなのに、墓だけ買うのも私たちらしくないし、骨は遺灰にして適当に(ただし合法的に)始末してくれればそれでいいです。
私はちゃんと成仏しますので、ご安心くださいませ。
くれぐれも私が行きたがっていたイギリスのキュー植物園とかに遺灰をまくようなことはしないように!
私は生きたように死んでいくことを本望だと思っているので、そんな自己満足なことをして、大好きなキュー植物園にご迷惑かけるようなことをしてほしくはありません。
それより費用と時間を使うなら、自分たちが行きたいところに行きなさい。
生きているうちに。
そうじゃないと、今度はあなたの子どもがあなたの想いを遂げるために、宇宙とかに行って遺灰をまくハメになるからね。
by linket | 2005-06-14 12:54 | ●メメントモリ(死に支度)

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by hami