Frosty Night(逝くなら霜夜に!)

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この地球に生まれてきた訳は、確かな信念を持つために、制約された条件の中でひとつのことに邁進し、思いを具現化させるため

日本人じゃないと作れない本『達磨』村松恒平著

c0007384_12565683.jpg写真は、深呼吸するネットワークに参加している村松恒平さんの最新刊『達磨』です。
静かで、美しい本です。

うっとりするような表紙に引き込まれるように、静かに美しい本に浸ろうとすると、その隣の部屋で夫が大音響でバラエティ番組を見ている。。。というような現実があるわけで、現実を生きるというのはそういう雑多な中で自分がなにを選択していくか?ということの連続であることを、今日も私、思い知らされております。

いまの日本は、ほんとに五月蠅い。
笑うだけじゃなくて、怒るのも、泣くのも、悲しむのも、五月蠅い方がもてはやされる。
そして、サッサと忘れ去られる。
短絡的すぎて、反応ばかりで、大事なことなんか考える暇もない。

こんな流れの早い日本の中で、こんなに美しいけど地味(すいません)な本が大洪水の濁った水に呑みこまれていくのはもったいないなーーと思う。
せっかく英訳もされていることだし、世界に標準を当てていってほしいと思う。
だって、こういう本は、日本では五月蠅さに呑みこまれてしまうかもしれないけど、日本人じゃないと作れないと思うから。

そんな村松さんが、最近始めたのが『心が大事~生き方を考えるための言葉たち~』というブログ。
心なんて形のないものを、妖しいスピリチュアル系でもなく、小難しい哲学系でもなく、言葉に落とし込んでいくという壮大な課題に、果敢にも挑戦しているブログです。

右脳人間の私が書くことは、あくまでも私が感じていることであって、それを誰かにわかりやすく説明しようなんて面倒くさくてできないわけです。
私だけはわかっているし、わかってくれる人にわかってもらえればそれでよし、な文章です。
例えていうなら、引き出しのなかにスプーンが入っているのを知っているのは私だけ、というようなね。

無意識というのはゴチャゴチャの引き出しの中と同じで、それが分類され、正確な言葉にされることで、初めてスッキリハッキリと引き出しに納まったスプーンとフォークのようになるわけです。
そうしておけば、誰かにスプーンを出してもらうときでも「何番目の引き出しの右側の仕切りの中に入っているよ」と説明ができ、至極便利なのですね。
便利だけどさー、簡単にはできないじゃん。
心のありようなんて、スプーンのように形あるわけじゃないし、余計に。

だけど、村松さんの語る心はわかりやすいです。
わかりにくいことをわかりやすく語る。
プロでも、そういうことができる人って、意外と少ないと思う。
扱いにくい話だけに、反応は少ないかもしれないけれど、くじけずに続けてほしいです。
静かに期待している人はいっぱいいると思うから。

いまどき珍しくトラックバック歓迎だそうなので、そのうち響く記事と巡り合ったら、ぜひトラバもさせていただくつもりでいます(あらかじめ宣言)。
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by linket | 2009-08-04 13:31 | ●深呼吸する言葉合流録 | Comments(0)

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